SHISEIDO シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション
SUQQU ザ リクイド ファンデーション
DIOR フォーエヴァー フルイドグロウ
「このファンデーションは名品!」というのが数年に何本か出てきますよね。今年はそんな名品と思われるものが、既に3本も出ています。
早速手に入れたので、それぞれの特徴を比較しながらレビューをしていきます。
2022年に買うべきリキッドファンデーションは?
結論から言うと、上に挙げた3つのファンデーション[SHISEIDO シンクロスキンセルフリフレッシング ファンデーション][SUQQU ザ リクイド ファンデーション][Dior フォーエヴァー フルイドグロウ]は、全てどれもお勧めです。
近頃のファンデーションは美容成分が配合され、マスクや花粉などの環境による肌の影響にも対策されたものが多く出ています。その中でも上に挙げた3つは、メーカーの威信にかけて研究を重ね、満を持して発売をしてしてきたという印象です。それぞれ特徴がありますので、お肌の状態や悩みによって、ベストのファンデーションが違うかもしれません。
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品名 | SHISEIDO セルフリフレッシング ファンデーション | SUQQU ザ リクイド ファンデーション | DIOR フォーエヴァー フルイドグロウ |
価格 | \6,600(税込) | \11,000(税込) | \6,820(税込) |
SPF/PA | SPF35/PA++++ | SPF15/PA++ 色味によって異なる | SPF20/PA+++ |
色の種類 | 全12色 | 全23色 | 全11色 |
特徴 | 肌を均一に見せ、 崩れにくい | 艶感とカバー力の 一体化 | 自然な艶感、つけ心地の軽さ、崩れにくい |
カバー力 | 結構ある | 結構ある | 割とある |
つけた感触 | 比較的軽い | 軽いがややつっぱる | 圧倒的に軽い |
艶感 | ほんのりとした艶 | 品のある艶 | 自然な艶 |
マスク移り | ほぼない | あまりない | あまりない |
メーカーが謳うそれぞれのファンデーションの特徴
SHISEIDO シンクロスキンセルフリフレッシング ファンデーション
笑っても動いても、メイク直しを気にせずいられる。汗、皮脂、動きによる化粧崩れを防ぐ、独自技術アクティブフォース™テクノロジー搭載。色移り・よれ・テカりを抑え、フレッシュで美しい肌印象が続きます。軽いつけ心地でうるおいもしっかりキープ。パッケージがサステナブルな仕様になりました。
SHISEIDO 公式ホームページより
長くつけていても崩れにくいファンデーションです。化粧直しをほぼ必要とせず、くすみもあまり感じません。
SUQQU ザ リクイド ファンデーション
とろりとやわらかな艶の膜で肌を包み、自然なのにハイカバレッジ。ヨレやくずれを気にすることなく、肌との一体感を実感できます。仕上がりはみずみずしく、艶高い、大人のための高輝度肌。
SUQQU 公式ホームページより
柔らかいテクスチャーで伸びが良く、肌になじんでつけやすいファンデーションです。艶肌を作りながらもカバー力もあり、ピタっと密着する感じがあります。そのため、わずかにつっぱり感を覚えるかもしれません。
Dior フォーエヴァー フルイドグロウ
1日中続く、くすみ知らずの美しい仕上がり。うるおいと輝きに満ちたグロウ肌を叶える、86%*美容液ベースの次世代・クリーン ファンデーション
DIOR 公式ホームページより
3つの中ではテクスチャーはやや硬めですが、塗った感触はとにかく軽いファンデーションです。つけてる感がほとんどありません。程よい艶感があり、夕方までほぼくすみは感じません。カバー力はやや弱めです。
色味の違いを比較する
※以下、ファンデーションの呼び名はブランド名になります。(長いので)
平均よりもやや色白のため、ファンデーションを選ぶ時の規準は「標準色よりもひとつ明るめ」です。その結果、SHISEIDOは160番、SUQQUは110番、Diorは1Nということになりました。
まずプラスチックの板にそれぞれのファンデーションを置いてみます。
左からSHISEIDO、SUQQU、DIORの順。SHISEIDOはやや赤みがかった感が強く、SUQQUはやや黄みがかっています。DIORは赤み寄りで少し暗めです。
実際に腕に塗った状態で、色味の違いを見てみます。
左からSHISEIDO、SUQQU、DIORです。塗った段階では明るい順に、SUQQU>SHISEIDO>DIORとなり、かなり色味の違いが見受けられます。
塗ったファンデーションを少し伸ばしてみます。
すると、置いた時に比べて伸ばした時の色味の差はそこまで感じられません。改めて左からSHISEIDO、SUQQU、DIORです。実際に顔に伸ばし塗ってみるとそこまでの違いはなく、半顔ずつ塗っても気づかれませんでした。
DIORの1Nはちょっと暗い感じがしたのですが、旧製品と比べてもさして変わりがなく、店頭で試したこれよりも明るい0N・00はかなり白いといった印象でした。私のような標準より少し白い程度であれば、下地にトーンアップするものを選ぶと良いかもしれません。
SUQQUの110番は明るく見えますが、実際に顔に塗ると白浮きをするようなこともなく、なじみがとても良いです。
SHISEIDOの160番は、出してすぐの見た目も含め一番肌なじみが良かったです。
テクスチャーを比較する
ファンデーションをプラスチック板にプッシュした時に柔らかいものは横に広がり、硬めのものは形状を維持するということで、上の画像は先ほどと同じになりますがおわかりになると思います。
柔らかい順に、SUQQU>SHISEIDO>DIORとなっています。
特にSUQQUは伸びが非常に良いので、最初に半プッシュくらい取って塗り進めるのが良さそうです。
SHISEIDOはほどよい硬さなので、薄く2度塗りすると抜群に綺麗。気になる頬のシミも丁寧に重ねづけすればコンシーラー要らずです。
DIORは上の2つに比べると硬めなので、肌の調子が悪い日は伸びが少し悪く感じるかもしれません。少し多めに取って後からスポンジで叩きながら調整するのが良いかなと思います。シアーなタイプのファンデーションは、素肌の状態の良さで仕上がりが大きく左右されますね。
艶感を比較する
こちらも上にある画像ですが、ファンデーションを伸ばしてみると艶感がわかりやすく出てきます。艶を感じる順に、SUQQU>DIOR>SHISEIDOとなります。
SUQQU、DIOR共に艶感を謳っている商品ですが、品の良い艶なのでテカリ感にはならず、フレッシュ感をかもしだしてくれます。シニア世代はカバー力重視でマット寄りになりがちですが、艶感があるものの方が肌が活性化して見えるのではないでしょうか。その点でもSUQQUの艶とカバー力を一体化しているのは本当に秀逸な商品です。
一方で、SHISEIDO セルフリフレッシングファンデーションは購入したお店ではセミマットと言われただけあって肌がムラなく均一化されるのですが、思いのほかほんのりと艶感があり、なかなか綺麗な仕上がりになります。
カバー力を比較する
カバー力が高いファンデと言えば、こっくりと重いタイプというのが今までの定番でしたが、どれも軽いつけ心地の割にカバー力は結構あります。同ブランドのコンシーラーも出ていますから、悪目立ちすることもなく心強いですね。
個人的感覚としては、カバー力の強い順にSUQQU>SHISEIDO>DIORでしょうか。
マスクへの色移りを比較する
2022年現在の時世柄、マスクとの相性も気になります。3つともコロナ禍以降に開発されたファンデーションだけあってどれも如実にたくさん色移りがするというものはありませんでした。感覚的には、つかない順としてSHISEIDO>SUQQU=DIORという感じでしょうか。
3つのファンデーションの比較とまとめ
チェックポイント
SHISEIDO シンクロスキンセルフリフレッシング ファンデーションは、ファンデの重さを感じさせずに肌の均一感が出る。くずれにくく化粧直しの必要性をあまり感じない。
SUQQU ザ リクイド ファンデーションは、のびが良くつけやすい。艶肌だがカバー力もそれなりにある。密着感があるせいかややツッパリ感がある。
DIOR フォーエヴァー フルイドグロウは、出した時の見た目の色がやや暗く見えるが実際につけるとさほど感じない。つけ心地はとても軽く、旧製品よりもカバー力は高くなったが3つの中では弱め。
ひとつだけ選ぶなら、どれ?
「理想像はきれいな肌を補正するシアーな質感のファンデーションが好き」な私の好みと、現在肌の調子がイマイチという状況を加味しての大前提になりますが。
20~30代で肌の調子が良かったら、質感の軽やかさとコスパの良さで[DIORフォーエヴァーフルイドグロウ]1択だったかもしれません。
50代の今、肌の衰えやトラブルを抱えやすい現状を助けてくれるのは、艶感とカバー力の両方を備える[SUQQU ザリクイドファンデーション]は素晴らしいです。ファンデーションに1万円以上使っても良い人にはまずこちらをおすすめするでしょう。
一方で、SHISEIDO シンクロスキンセルフリフレッシングファンデーションも肌のムラをなくして崩れにくいといった秀逸な製品。
同世代にどれかおすすめするなら
50代前後の広い層に進めるなら、SHISEIDO シンクロスキンセルフリフレッシングファンデーションが値段を含めてのバランス総合力ともおすすめ度1位になるかと思います。
ただ、自分のリピートは特色のはっきりしているSUQQU ザリクイドファンデーションになるかもしれません。そもそも1個持ちじゃないからって理由もありますけれど(笑)。
そして、3か月後は肌の調子も違う可能性が高いので、少し違う感想になっている可能性も。